子どもの包茎は当たり前?
生まれてきたばかりの赤ちゃんは包茎の状態が正常といえます。
包茎とは、男性器が包皮で覆われていて亀頭を完全に露出できない状態のことを言いますが、生まれたての赤ちゃんが亀頭全体を包皮で覆われていないような場合は、尿道下裂などの先天性の男性器の異常を疑う必要があります。
■いつごろから 包皮が剥けてくる時期については個人差によって様々ですが、
生殖器が急激に成長する思春期までは包皮を完全に剥いて下げることが出来ない男児は少なくありません。
思春期を超えた男子では包皮はスムーズに剥いて下げられる場合が多く、思春期の時に包皮を剥いて下げられないからと言って、特別な治療や手術は不要と言えます。
■包茎手術は必要? 上記のようなことから男児の包茎は当たり前のことでして、特別な処置を行う必要がありません。アメリカでは新生児期、乳児期に約70%の子が包皮を切除する手術を受けますが、アメリカ独自の風習ですので真似をする必要はないかと思います。
男児の場合、包茎で悩んでいるのは子供自身ではなく親御さんの場合がほとんどでして、両親の方から相談も受けますが、思春期を超えてからの経過を見てからでも遅くは無いのでしょうか。
包茎には性行為が出来ない場合や、不衛生から病気になる恐れもあるため万が一を考えて知識を得るのも一つではないでしょうか。