日本人の8割が包茎と言われています。
包茎には生活に支障のない仮性包茎から、亀頭を露出できず不潔な状態を続けてしまう真性包茎まであります。
また、仮性包茎の方でも糖尿病になることで亀頭を露出することが難しくなるケースがあります。
亀頭を露出できない状態を続けることで癒着が起きてしまうことがあります。
癒着を放置したまま自力で剥くと最悪壊死に繋がることもあるため、いま現在お悩みの方や将来を気にされる方はぜひ一読ください。
包茎癒着の状態について
包茎の一部の方は包皮が亀頭と癒着(ゆちゃく)していることで、包皮を剥いて亀頭を露出することができない状態の方がいらっしゃいます。
癒着していると亀頭を露出することができないため、必然的に包茎となります。
軽度癒着
軽度癒着は亀頭の途中まで剥くことができる状態です。
仮性包茎の場合
包皮内を不潔な状態のままや、包皮を何度も傷つけることや糖尿病になることで起こることがあります。
カントン包茎
包皮口の絞扼(締めつけ)により亀頭を露出せず、不潔な状態を続けることでカスが溜まることで癒着がはじまります。
重度癒着
重度癒着はまったく包皮を剥くことができない状態です。
真性包茎の場合
包皮口が非常に狭く通常時・勃起時ともに亀頭を露出することができないため包皮内が不潔になり、カスが長い年月を経て石灰化し包皮内と亀頭全体が強く癒着してしまうことがあります。
包茎癒着になりやすい人の特徴
包茎癒着になりやすい人の特徴として以下の2つがあげられます。
- 亀頭包皮炎
- 真性包茎
亀頭包皮炎の発症
亀頭包皮炎が発症する部位は、亀頭と包皮の内側の部分(内板)です。
外側の皮膚(外板)には発症しません。
亀頭包皮炎を発症する場合、ほぼすべてと言っていいほど包茎の状態です。
亀頭と包皮の内側の部分に細菌が増殖して発症します。
包茎でない場合は、亀頭冠状溝(亀頭の溝の部分)に炎症がでるケースがあります。
免疫力が低下した状態ならばカンジダなどの真菌感染もありますが、殆どの場合は皮膚常在菌による細菌感染が原因です。
亀頭や包皮の内側の皮膚に出る症状としては以下があげられます。
- かゆみ
- 痛み
- 発赤
- びらん
- 膿の付着
何度も亀頭包皮炎をくり返している場合は、亀頭と包皮の癒着が生じ、包皮が硬くなり、包皮がむけなくなりそのまま放置することで癒着がおこることがあります。
癒着していると、性交渉により癒着部が切れて痛みが生じ、性交渉ができなることがあります。
亀頭包皮炎を繰り返す方は、癒着が生じる前に包茎手術を受けることをおすすめします。
幼少期から真性包茎のまま
真性包茎には、亀頭と包皮内板の一部もしくは広範囲が癒着しているために亀頭を露出することが出来ない「癒着」によるものがあります。
通常、身体の成長とともに絞扼(締めつけ)や癒着は外れ亀頭を露出できるようになっていきますが、癒着が十分に外れない場合があります。
包茎を治す場合、癒着を治さないと包茎手術を確実に行うことが出来ません。
まずは癒着を改善するための手術や処置が必要となります。
癒着は年齢が進めば進むほど強固なものとなりますので、少しでも早めに包茎手術を受けることが望ましいといえます。
包茎癒着の人が注意するべきこと
包茎癒着の人が注意することとして、以下の3つの注意が必要です。
- 自力で無理に包皮を剥かない(血行不良から最悪壊死する可能性がある)
- 矯正器具は使用しない(皮膚が裂けたり、カントン包茎の症状を誘発したりなど、緊急処置を必要とする状態になりやすい)
- 傷・炎症で悪化する(皮膚が切れたり爛れたりなど、包皮炎になりやすい)
無理やり自力で包皮を剥かない
亀頭と包皮の癒着が強い場合は、痛みを強く感じるため剥く事すら不可能です。
仮に剥けたとしても出血がおこったり、包皮や亀頭が傷ついてしまいます。
また、絞扼(締めつけ)があると包皮が元に戻らなくなり、血行不良から最悪壊死する可能性があります。
真性・カントン包茎の方は自力で治そうと試みずに、手術を受けることをおすすめします。
包茎矯正は避ける
包茎矯正器具を使用することで皮膚が裂けたり、カントン包茎の症状を誘発したりなど、緊急処置を必要とする状態になることがあります。
無理に剥くことで包皮を傷つけ、包茎癒着が進み真性包茎の状態になる場合があります。
矯正器具によって包茎が治る医学的根拠はありません。
矯正器具は使わない方が良いかと思います。
包茎癒着は傷・炎症で悪化する
皮膚が切れたり爛れたりなど、包皮炎になりやすく、包皮糜爛(びらん)・包皮拘縮(こうしゅく)・閉塞性乾燥性亀頭炎へと進行することがあります。
手術以外で包茎癒着を治すことは不可能…必要な手術とは?
包皮癒着を治すには以下の3つの手術が必要となります。
- 包皮癒着除去
- 包皮絞扼除去
- 包茎手術
必要な手術①包茎癒着除去
皮の中で一度癒着が剥がれたものの包皮をむかずに放置した結果、亀頭が炎症を起こし再び亀頭と包皮が癒着を起こす、というケースがあります。
癒着を放置したままにはできないため、ぴったりとくっついた亀頭と皮を少しずつはがしていく作業をおこないます。
メスや電気メスでゆっくりと剥離し、亀頭の形を作っていきます。
経験のある熟練した技術を持つ医師でないと、癒着した亀頭の包茎手術を行うことは難しいといえます。
必要な手術②包皮絞扼除去
包皮口が非常に狭まっているために亀頭を露出することが出来ない極度の絞約に起因するものがあります。
この包皮口の絞約は、通常成長の過程で押し広げられ、露茎か仮性包茎になります。
もともとの狭まりが極度に強い場合、全くと言っていいほど拡げられず真性包茎になったと考えられます。
このような真性包茎の場合、背面切開など皮膚の伸展形成術を用いて包皮口を広げ一時的に仮性包茎に近い状態にし(亀頭を露出できるように)、合わせて余剰包皮の切除(包茎手術)を行います。
余剰包皮の切除(包茎手術)を施さずに、包皮口の狭まりだけを改善する場合もありますが….
それだけでは十分に狭まりを解除することが困難な場合が多く、手術後の浮腫などの原因となるため、同時に手術としておこなうことが優先となります。
必要な手術③包茎手術
包皮癒着や絞扼除去をおこなったあとは、亀頭を露出させるために包茎手術をおこないます。
包茎手術の方法は、当院では亀頭直下埋没法となります。
亀頭直下埋没法は、亀頭下にくる余剰包皮(内板)を取り除き、亀頭の真下に隠すようにして皮を縫合します。傷跡はしわの中に隠れ他人に傷跡がばれることはありません。
現在「もっとも美しい仕上がりの治療法」として、多くのクリニック・医師の手本となっている手術方法です。
まとめ:包茎癒着の治療は銀座長澤クリニックへお任せください
包茎癒着はメスや電気メスでゆっくりと剥離し、亀頭の形を作っていきます。
経験のある熟練した技術を持つ医師でないと、癒着した亀頭の包茎手術を行うことは難しいといえます。
また、自由診療でお受けになる方は、傷跡がきれいで周囲にバレないことを目的に受ける方が多いです。
クリニックによっては環状切開法と呼ばれる、保険診療で受けられる手術法を亀頭直下埋没法としておこなうところもあります。
仕上がりの美しさを考え保険診療よりも高い金額を支払ったにもかかわらず、傷跡が目立ち汚くて仕上がるという結果になってしまいます。
そのようなことにならないように、ホームページにドクターの顔写真、氏名、出身大学や資格などの経歴が記載されているクリニックを選び、診察から手術までそのドクターが担当するかを確認することが大事です。
銀座長澤クリニックでは、慶応義塾大学医学部卒・医学博士・日本美容外科医師会理事・日本美容外科学会認定専門医)の長澤院長がすべて担当致しますのでお任せください。