インターネットやSNS上では、仮性包茎を自分で治す方法が数多く出回っています。
手術治療に比べると費用面などのハードルが低くくなりますが、その効果に疑問を抱いて手を出せない男性も多いでしょう。
本記事では、仮性包茎を自分で治す方法に興味のある男性に向けて、具体的な治療方法やその効果の有無を解説していきます。
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公式サイトへ 仮性包茎を自力で治す方法とは？
仮性包茎を自力で治すには、いわゆる包茎矯正グッズと呼ばれる器具を使用していきます。
雑誌やテレビで紹介されるたびに注目を集めてきた包茎矯正グッズですが、時代の流れとともにバリエーションも増えています。日本人男性の約6割が仮性包茎という現状も拍車をかけているでしょう。
現在どのような包茎矯正グッズが出回っているのか、具体的な使用方法と併せて見ていきましょう。
テープで包皮を固定する
最初にご紹介するアイテムは、包茎矯正テープです。
使い方はかなり野性的で、勃起時や自分で剥いた包皮をテープでペニスに固定します。日常的に何かを留めたり張り付けたりする際にセロハンテープを使うと思いますが、それと同じ要領です。包皮がペニスの先端に向かって戻らないように、テープで張り付けてしまいます。
特徴的なのは、パッケージに記載された「医療用素材使用」という言葉です。
【朗報:包茎改善に革命】
仮性包茎矯正テープMUKETEを買ったのだ。
これ本当にすごいのだ。
いままでの矯正リングでは、ぶっちゃけ皮の長い人の矯正はむりだったのだ。
これは皮がめっちゃ余ってる仮性包茎もズル向けにできて、早漏改善に明らかに効果的なのだ!!
みんな使うのだ!!!! pic.twitter.com/7DLeGE4S73— ソフイ (@KokuhukuY) August 23, 2021
テープの素材が医療用ということで、消費者の思考に「安全性」を植えつけようとしていますが、それは誤った情報だと記載しておきます。
確かに医療用素材のテープであれば、かぶれなどの接触性皮膚炎を引き起こすリスクは軽減されるかもしれませんが、安全性を証明しなければならないのは素材ではなく、包皮を剥けたまま強引に固定する使用方法です。
無理に包皮を固定することで傷ができたり、最悪の場合は皮が切れてしまう恐れがあります。包皮は亀頭を外傷から守る役目も担っていることから、常に包皮が大きく剥けた状態を維持することで亀頭が無防備になり、亀頭を傷つけて出血や炎症を引き起こすリスクもあるでしょう。
また、包茎矯正テープは仮性包茎に一時的な改善効果をもたらしますが、余剰分の包皮がなくなるわけではありません。時間の経過ともに皮は元に戻っていくので根本的な解決策とはならないでしょう。
自分で皮を剥くことができない重度の仮性包茎に使用することができない点も、大きなデメリットだと言えるます。
接着剤で包皮とペニスをくっつける
接着剤は包皮矯正ジェルとも呼ばれる商品で、テープと同様に包皮とペニスを強引に固定します。
包皮がペニス全体を覆った状態で亀頭の下部分（カリの部分）にジェルを塗り、自分の手で皮を剥いていくと包皮とペニスが一体化します。例えば郵便用の封筒口にノリを塗り、後から折り目をつけて封をするイメージです。
かなり強引な治療方法となり、ジェルの原料によっては皮膚炎などのトラブルを引き起こし、痛みや痒みが出現する可能性があります。
安価でコスパは良いですが接着力に難があり、きちんと包皮とペニスがホールドされず剥がれてしまうという声が多数聞かれます。後に残るのはベタつきという不快感だけですので、実用性は乏しいと言えるでしょう。
包茎矯正リングで剥いた皮を止める
包茎矯正リングは、最もポピュラーな仮性包茎改善アイテムです。
包皮がペニスを包み込んでいる状態で装着すると、リングが皮を剥いてくれるので亀頭が露出した状態を維持することができます。リングには様々な素材が使用されていますが、伸縮性のないリングですと、装着時にペニスに痛みが出現する恐れがあるので注意してください。
使い始めて間もないうちは、ペニスの状態を観察する必要があります。リングが陰茎を締め付けることで鬱血する恐れがあるので、2時間程度の装着時間からスタートするのが一般的です。
ペニスに異常がなく締め付けに慣れてきたら、徐々に装着時間を長くしていきます。最終的には24時間リングを付けっぱなしにすることが目標のようですが、常に陰茎が圧迫されることで血流が悪くなり、ペニスが壊死する可能性も否定できません。
また、費用削減のためリングを自作する方もいますが、素人が見様見真似で作成すると思わぬ事故を起こす危険性があります。見た目の違いは分からなくとも、細かい構造は違ってくるのです。
商品化されているリングは、素材や形状に対してある程度の安全性が保障されています。ペニスは非常にデリケートな部分ですので、不衛生な素材を使うと重篤な感染症を引き起こすリスクもあります。安易な考えでリングを自作するのは、絶対に止めてください。
日常的に包茎矯正パンツを着用する
包茎矯正パンツは、デザイン的には通常の男性用下着と変わらない見た目をしています。下着と包茎矯正リングが一体化している構造で、パンツに空いている穴にペニスを通すだけで、自然と皮が剥ける仕組みになっています。
@onigiri_joe_xx ※包茎矯正パンツです pic.twitter.com/gviQFarJIy
— 赦-1 グランプリ (@yidapyon) September 9, 2015
下着でリングが隠れているだけで、効果は包茎矯正リングと大差ありません。下着は長時間身に付けるものなので、やはり陰茎の圧迫が危険視されます。
少しでもペニスに痛みを感じたら、使用を中止してください。
キトー君で包皮口を左右に広げる
キトー君は仮性包茎だけでなく、真性包茎すら改善できると謳っている包茎矯正グッズです。細いペンチのような見た目で、先端をペニスの入り口部分に挿入し、皮を左右に広げていきます。
包皮口を広げた状態を1日に数十分キープすることで、いわゆる「剥け癖」をつけることが目的の商品で、長期間継続して使うことで常に亀頭が露出した状態になるというレビューも確認されています。
真性包茎の人います？
配信中に視聴者からこの「キトー君DX」にて真性包茎が解消されたと報告があったので、もしお悩みの方は試してみてはいかがでしょう？ちなみにカントンにも効くらしいですよ。 pic.twitter.com/dq3xiowCO1— らの (@Llanowar_Taro) July 1, 2021
包茎矯正グッズの中では断トツの知名度を誇るキトー君ですが、使用方法を間違うと激しい痛みを伴いますのでご注意ください。特に包皮とペニスが癒着している真性包茎の方は、強引に皮を剥がすのですから、軟膏や潤滑油（ローションなど）を塗ることをお忘れなく。
また、キトー君を使う際に力を籠め過ぎてしまい、包皮が切れてしまったという報告も数多く寄せられています。長期間に渡って使用することで感染症のリスクも高まるので、使用後は必ず消毒をするよう心掛けてください。
仮性包茎を自力で治す方法は効果がある？
結論をお伝えすると、包茎矯正グッズの効果は薄いと言えます。
確かに皮が剥けやすくなったり、包皮口が広がったりと一時的な改善とはなるかもしれませんが、時間の経過とともに元に戻ってしまうことが予想されます。
包茎矯正グッズが根本的な改善方法とならない理由を解説しますので、購入を検討されている方は参考にしてください。
余った包皮がなくなるわけではない
仮性包茎も真性包茎も、ペニスの大きさに対して包皮が余ってしまうことが根本的な問題点となります。つまり余剰分の包皮を切除しない限り、包茎からも解放されないということです。
包茎矯正グッズの効果はあくまで一時的に包皮を留めておくことで、それが永続的に続いてくれるわけではありません。どれだけ剥き癖をつけたところで、いつかは包皮が元通り亀頭を包み込むことになるでしょう。
余った包皮を取り除くには、専門のクリニックや医療機関で包茎手術を受ける必要があります。手術と聞くと思わず身構えてしまうかもしれませんが、包茎手術は局部麻酔を用いて行う簡単なものです。入院の必要もなく、短時間で治療を終えることができるのは大きなメリットです。
デメリットとしては、仮性包茎の手術治療は保険適用外となるので、治療費が高額になることです。金銭面の問題で包茎矯正グッズに手を出す方も多いでしょうが、一度の治療で包茎を完全に治すことができると考えれば必要経費だと言えます。
費用面だけではなく、ペニスにメスを入れることが不安な場合は無料カウンセリングを受診して、医師に自分の気持ちをぶつけてみましょう。
必ずあなたの不安を取り除く解決策を提示してくれるでしょう。診療科目には、泌尿器科や形成外科があります。男性器専門のメンズクリニックでも大丈夫です。肩の力を抜いて気楽に訪れてみてください。
亀頭を大きくすることができない
包茎矯正グッズは包皮が一時的に固定するだけで、当然ですが亀頭を大きくすることはできません。
ペニスの包皮が余るということは、亀頭や陰茎部が小さいということです。通常、男性器というのは身体の成長に合わせてサイズアップしていきます。
ところが、ペニスが思うように成長してくれなかったことで亀頭や陰茎部に比べて皮だけが伸びてしまい、ペニスを先端まですっぽり覆ってしまうのです。
包茎の改善方法としては包皮の切除が基本ですが、亀頭のサイズアップを図ることも非常に有効な手段となります。
亀頭が大きくなるということは、ペニスがカリ高になるということです。カリは亀頭の下（ペニスのくびれている箇所）に位置しており、この部分と亀頭の差が大きくなることで剥けた包皮が上ってくることを防ぐことができるのです。つまり皮の防波堤と表現できるでしょう。
亀頭を大きくするのにおすすめの方法は、サプリメントを服用することです。なぜなら、包茎矯正グッズを購入する方はコスパ重視であまり金銭に余裕がないからです。
サプリメントは手術治療のような即効性はありませんが、費用面でコスパが良いので継続して服用することができます。健康食品としての側面も持っているので副作用がなく、現代人に不足している栄養素を一気に補給できるのも嬉しいポイントでしょう。
滋養強壮や性欲増強などの効果もあるので、パートナーとのセックスに満足していない方にもおすすめです。
資金に余裕があるのなら、亀頭増大手術も受けるのも良いでしょう。包茎手術と同様に治療費が高額ですが、効果の即効性が期待できます。
仮性包茎を自分で治す場合の注意点
一時的な効果でも良いから包茎矯正グッズを試したいのなら、これからお伝えする注意点を必ず守ってください。
ペニスは男の象徴と言われるように、男性にとってはなくてはならない部位です。見た目だけではなく、排泄や性行為など日常生活にも直結してくるので、デリケートに扱う必要があります。
取り返しのつかない事態に陥ってから慌てるのでは、遅すぎます。安全に仮性包茎を自分で治す最低限のマニュアルだと思って、しっかりチェックしてください。
使い方を確認する
当たり前のことですが、必ず製品の使い方を確認してください。キトー君や包茎矯正リングは強引に皮を剥いたり広げたりするわけですから、使い方を間違えるとペニスに深刻なダメージを与えてしまいます。
類似品も多く、安いからといって粗悪な商品を購入してしまうと、ペニスが傷ついたり炎症を起こす恐れがあります。また、剥いた皮を長時間放置しておくことで嵌頓包茎（かんとうほうけい）になるリスクも非常に高いです。
嵌頓包茎になれば包皮が陰茎を締め付け、ペニスの血の巡りが悪くなります。鬱血する程度で済めば良いですが、最悪の場合はペニスが壊死するケースもあるので注意してください。
痛みが出現したら使用を止める
万が一ペニスに痛みが出現したら、必ず治療を中断してください。商品レビューの中には痛いくらいに力を入れないと意味がないという声も存在しますが、それは間違った認識です。
キトー君の利用も再開した
ちょっと痛いくらいでやらんと広がらん— 真 (@lylacks1849) August 20, 2018
痛みを感じるということがペニスにダメージが加わっている証拠ですので、即座にグッズの使用を止めるべきです。痛みを我慢して治療を続けても、ペニスが炎症を起こして結局が医療機関を受診する羽目になるのがオチでしょう。
ペニスに異常が見られたら医療機関を受診する
ペニスに痛みや炎症が出現したら、必ず医療機関を受診してください。一過性のものだと侮って放置しておくと、症状は悪化の一途を辿ることになります。
包皮がむくれたり、亀頭が腫れ上がるというのは自分で包茎治療を行った際に頻繁に報告されている症状です。その状態から悪化することでペニスの組織が腐ってしまい、壊死に繋がるのです。
何かしらの異常が発生した場合は自己判断をせず、医師の指示を仰いでください。
仮性包茎を自力で治すのは根本的な解決策ではない
包茎矯正グッズを使うことで一時的に皮が剥けやすくなったり、亀頭が露出している状態を維持できるようになります。しかし、その効果は永続的なものではなく、いわゆる対処療法であって、「治療」という概念からは大きく外れています。
包茎を根本的に治療するには、手術治療か亀頭を大きくする方法をおすすめします。どちらもリスクが少なく、安全に包茎を改善することが可能です。
包茎治療にプラスαを求めるなら、亀頭を大きくしてみると良いかもしれません。身体の健康管理や、パートナーがいる方は性生活の向上にも繋がるでしょう。
