包茎手術は「余分な包皮を取り除き、亀頭を露出させる手術」のことです。早漏でお悩みの方、包皮に毛を巻き込むのがストレスな方、包皮が擦り切れたり、亀頭が炎症してしまう方、包皮の被りで臭いが気になるといった方が包茎手術を受けられています。
手術を受けて後悔することがあるのか、何歳までに受けるべきなのか、包茎手術を受けるメリットや手術方法から費用までを解説いたします。
コンプレックスは、包茎手術で解消されます。手術で治療すべきかを悩まれている方はぜひご参考ください
包茎手術とは?
包茎手術とは字のごとく、「余分な包皮を取り除き、亀頭を露出させる手術」のことです。
包茎の状態として、単純に皮の余りが多い仮性包茎をはじめ、絞扼という締めつけがあり勃起時に包皮が剥けにくいカントン包茎、通常時・勃起時ともに包皮が剥けない真性包茎があります。もっとも割合が多いのが仮性包茎で、病気ではありません。
しかし、包皮に毛を巻き込むのがストレスな方、包皮が擦り切れたり、亀頭が炎症してしまう方、包皮の被りで臭いが気になる方には、早漏の方には包茎手術が効果的です。
コンプレックスは、包茎手術で解消されます。
包茎(ほうけい)手術に関するよくある質問
包茎手術に関するよくある質問を解説します。
- 包茎手術のメリットは?
- 包茎手術の種類・費用は?
- 包茎手術の失敗例や後悔することは?
- 包茎手術は何歳から行える?
- 包茎(ほうけい)手術の術後の生活は?
包茎(ほうけい)手術のメリットは?
包茎のデメリットについては以下のことがあげられます。
- 巾着袋のように押し込まれ小さく見える。
- 性交時にうまく挿入できない。
- 性行為時に包皮が亀頭冠(カリ)の部分を妨げ相手に刺激を与えられない。
- 包皮と亀頭の間に恥垢(ちこう)が溜まり、臭いの原因になる。
- 包皮内部の恥垢に細菌が潜み、亀頭包皮炎の原因となる。
- 恥垢(ちこう)などで長期的に不潔な状態だと亀頭癌の原因になると考えられている。
- 亀頭の成長期に包皮で覆われていると、成長が阻害され先細りの亀頭になりやすい。
- 亀頭がいつも包皮に守られており刺激に敏感になりやすく、包茎性早漏の原因のひとつ
- 尿が飛び散る
これらは包茎手術を受けにこられる方々の理由でもありますが、思い当たる節のある方や、進行形で悩まれている方は包茎手術をお受けになることで、解消されるため包茎手術のメリットになります。
包茎(ほうけい)手術の種類・費用とは?
包茎手術には、以下の手術方法があります。
▶︎手術1
亀頭直下コンプリート法(仮性包茎7,7万円、カントン包茎13,2万円、真性包茎16,5万円)
※銀座長澤クリニックで採用している手術法です。
亀頭の真下の部分で皮を取り除き・縫合する、傷跡が目立たずツートンカラーにならない方法です。
薄いピンクの皮(内板)を中心に取り除き亀頭をしっかりと露出させ、傷跡も亀頭の真下で隠れるため、仕上がりを気にされる患者様の多くがこちらの方法を選択されています。
▶︎手術2
環状切開法
ペニスの皮をめくると、ピンクと茶色の2色に分かれます。
環状切開法は「センターカット法」とも呼ばれ、2色に分かれる境目で皮を取り縫合する治療方法です。
▶︎手術3
根部(根元)切開法
ペニスの皮を根元で引っ張り、皮を取り除く方法です。
「バックカット法」とも呼ばれ、傷跡は陰毛の中へ隠れますが、薄いピンクの皮が多く残るため包茎に戻ることもあります。
▶︎手術4
クランプを用いた包茎手術
クランプという包茎手術専用の器具を用いて行われる包茎手術をクランプ法といいます。
器具を用いて行うため、外科的技術をさほど要求されない比較的簡単な手術方法といえます。そのため、アルバイト医師や研修医レベルの医師が多く利用しており、あまり丁寧な手術とはいい難く、後々に傷跡修正手術を希望されるケースが多いです。
包茎(ほうけい)手術を受けて後悔するケース
包茎手術の後悔例として以下の様なケースが挙げられます。
▶︎傷跡の見た目
包茎手術といっても方法はひとつではありません。また、医師の経験値も反映される手術です。費用も大切ですが、担当医師の経歴や顔がわかるクリニックを探し、傷跡の位置や自然な状態に近づけられるのかどうかしっかりと説明を聞いてから手術について検討されることをおすすめいたします。
▶︎費用
ホームページの料金表や問い合わせ時の話しの通りかどうか、しっかりと説明を聞いてから
手術を受けるか判断されることをおすすめします。
▶︎手術前後の変化について
いままであったものが急に無くなれば、どんなことでも変わることは共通です。
包茎手術の場合には、包皮の余りを使いながらひとりでしている方は皮の余りがなくなるため、仕方が変わります。また、感度にも変化がでますので射精までのタイミングのズレなどが生じます。人は慣れるというものがありますので、生活に支障はきたしませんが、
この変化を受け入れられない方は後悔するため、よく考えて包茎手術を受けるかどうかを
判断されるとよいかと思います。
▶︎効果について
手術により、なにが変わるのか・変わらないのかをしっかりと確認することで想像と異なったなどが無いようにすることが良いかと思います。
包茎(ほうけい)手術は何歳から?
現在、包茎でお悩みの方や親御さんの中には、「包茎手術は何歳で治療するべきだろうか?」と悩まれる方もいらっしゃいます。
ここでは、年齢層に分けて包茎手術を受けるべきかどうかについてお話しをさせていただきます。
▶︎新生児の包茎について
包茎手術は早い方が良いと言われますが、新生児の場合はほとんどが「真性包茎」だからです。特に、初めて出産をした親御さんは、幼年期の男の子の体について、知識があまりないことが多いため、子供のペニスを見て少し焦ってしまうかもしれません。ただ、新生児の真性包茎は正常であり、成長するとともに少しずつ包皮は剥けてきます。
一方、新生児や乳幼児の包茎が気になって無理に剥こうとすると、包皮が元に戻らずにカントン包茎になる場合があるため、むやみに新生児の包皮を剥くのは避けたほうが良いでしょう。
▶︎成人前の包茎について
「若年層の場合、成人(第二次性徴が終わる頃)になるまでは自然に包茎が改善していくこともあるため様子を見たほうが良い」と言われることもありますが、すべての場合において、様子をみる事がよいとは限りません。
「真性包茎」や「カントン包茎」の場合は、感染症や痛みを伴う場合がありますので、早急な治療をおすすめします。
幼年期の包茎は将来自然に治癒する可能性はありますが、成人前の包茎に関しては、思春期を境に一度クリニックで相談し、今後の対策を考えることもひとつかと思います。
▶︎成人の包茎について
成人後は第二次性徴が終わるため、ペニスの成長も止まります。
成長が止まるため、包茎の状態が自然に改善される見込みがなくなります。
包茎によることで、女性とのトラブルや、その他の大きなショックを受けることで、ED(勃起不全)になる可能性もあり、包茎をコンプレックスに考える方が多いです。
包茎で悩まれている成人男性は一度、包茎の専門医にご相談ください。
▶︎高齢者の包茎について
意外と多いのは60代や70代の方々で包茎手術をお受けになられる方です。
若いころから悩んでいたがなかなか時間が取れずやっと落ちついてといった方から、
入院を経験し他の人にお世話になった際に恥ずかしかったや包茎で汚く迷惑をかけたことが嫌だったという理由やそういった経験で老後に介護を受けることを考え包茎手術を受けることも決めた方や、孫と一緒にお風呂に入った際に恥ずかしいということがきっかけで包茎手術を受ける方も多いです。
また、定年後にスポーツジムやカラオケの集まりなどは女性が多く、複数の女性から注目されるようになり、第二・第三の人生を開花させたいというシニア層も増えています。
包茎は何歳になってもコンプレックスです。高齢になっても包茎手術で人生を豊かにできます。お悩みの方は包茎の専門医にご相談してみてはいかがでしょうか。
包茎(ほうけい)手術の術後の生活は?
包茎手術の術後の生活では、以下の点に注意が必要です。
▶︎注意点1
手術をすると、リンパの流れや、静脈の流れが一旦変化する影響で、陰茎が腫れます。
どちらかというと皮膚のむくみと言った方が正しいかもしれません。
腫れること(むくみ)は生理現象(リンパの流れや静脈の流れが滞る)ですので時期が来れば腫れは引きます。
血管やリンパは手術後1週間くらいからつながりだしますので、抜糸するころにはかなりスッキリとしてきます。
▶︎注意点2
もうひとつの腫れとして、血腫というものがあります。
手術後にじわじわと血が皮下に溜まり腫れてくるものを血腫といいます。
むくみ・血腫を予防するために包茎手術直後から陰茎を包帯で圧迫します。
こちらは3日間絶対に外してはいけないといったルールがあります。
4日後からはシャワー後に自分で縫合部を保護するように軽く包帯を巻いていただき、
軽度に包帯圧迫をしてもらいます。
そうすることで早期のむくみなどからの回復と綺麗な陰茎の形状を保つことができます。正しい圧迫の仕方については、用紙を用いて治療後にしっかりと説明いたします。
包茎(ほうけい)にお悩みの方はクリニック受診へ
真性包茎以外の包茎(ほうけい)は保険適用外の手術となります。
自由診療でお受けになる方は、傷跡がきれいで周囲にバレないことを目的に受ける方が多いですが、クリニックによっては亀頭直下法と称して亀頭から離れた位置で皮を切除縫合するクリニックもございます。これは環状切開法と呼ばれる、保険診療で受けられる手術法となりますが、自由診療のクリニックで勤務するにもかかわらず環状切開法しか行えないドクターがいることも事実です。
そのようなドクターに担当されると、仕上がりの美しさを考え保険診療よりも高い金額を支払ったにもかかわらず、傷跡が目立ち汚くて仕上がるという結果になってしまいます。
そのようなことにならないように、担当ドクターが亀頭直下法の経験が多いか否かを確認し、依頼する必要があるかと思います。
そのためにもホームページにドクターの顔写真、氏名、出身大学や資格などの経歴が記載されているクリニックを選び、診察から手術までそのドクターが担当するかを確認することが大事です。
包茎手術とは|まとめ
包茎手術について解説をしましたが、参考になったでしょうか?
包茎でのお悩みは10~80代と幅が広く、治療のタイミングはご自身次第。
しかし、若い時に受けられた方がメリットが多いのも事実。
悩みを抱えているのであれば、早く治療する方がよいこともございます。
包茎にお悩みの方は、銀座長澤クリニックにお気軽にご相談ください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。