性に関して様々な知識がついてくると、自分のペニスの状態というのが途端に気になりだします。
特に今現在、ペニスが包茎の方にとっては、自分はいつになったら包茎を卒業できるのだろうかとやきもきしていることでしょう。
本記事では包茎が卒業できる時期や、子供が包茎手術を受ける場合、何歳からが適切なのかなど、気になる情報を解説していきます。
包茎はいつまで卒業できない?
包茎を卒業したい。大袈裟ではなく、当事者からすれば切なる願いといえるでしょう。
包茎が日常生活に与える影響は、包茎の種類や重症度によって異なりますが、間違いなくメリットは1つもありません。
包茎に悩まされている男性に向けて、包茎卒業までのプロセスを詳しく解説していきます。
生まれた瞬間は全員が真性包茎
新生児は、誰もが真性包茎の状態でこの世に生を受けます。赤ちゃんでペニスの皮が剥けてるケースは、非常に稀なのです。
ペニスは亀頭の先端まで包皮で覆われており、包皮口の先端は針の穴よりも小さくなっています。亀頭と包皮が癒着した状態ですので、自然と皮が剥けて亀頭が露出することはほぼありません。
将来のことを考え、この時期からペニスの皮を引っ張って亀頭を露出させることで、徐々に剥ける範囲が広くなっていきます。
子供の皮を剥くことに抵抗感や恐怖心を抱く方は多いですが、大人になっても包茎のままで苦労するのは本人です。スムーズに包茎を卒業できるように、強い心を持ってチャレンジしてみましょう。
どうしても不安な場合は、小児科の医師に指導を受けると良いでしょう。
4~5歳で亀頭が徐々に露出してくる
4~5歳頃になると、約50%の割合で亀頭が露出し始めます。
亀頭や陰茎がサイズアップし包皮口が広がってくるので、ペニスの皮が徐々に剥けてくるのです。ペニスと癒着していた皮も自然と剥がれるので、亀頭の露出がスムーズとなります。
この頃になると、入浴時にペニスを洗いやすくなります。親が皮を剥いてあげることで子供が痛がる恐れもありますが、亀頭包皮炎などの病気を予防するためにも、なるべく綺麗に洗ってあげましょう。
11~15歳で約3割がほぼ亀頭が露出できる
11~15歳まで成長すると、約30%の割合で亀頭がほぼ露出されます。その大きな要因は、二次性徴を迎えることです。
思春期とともに訪れる二次性徴は、男性であれば11歳頃から始まります。個人差はありますが、身体の成長に伴いペニスもサイズアップしていくのです。ペニスと包皮の癒着もほぼ解消され、性に関する興味も出てくることから、自分で皮を剥く場面も多くなるでしょう。
友人同士の会話でも、セックスやオナニーといった単語が飛び交う年齢ですので、ペニスに対するアクションも積極的となります。
思春期を過ぎれば包茎を卒業できる
一般的にペニスの成長がピークを迎える二次性徴を終えることで、ペニスと包皮の癒着や、包皮口の締め付けといった弊害はなくなります。
亀頭や陰茎がサイズアップしたペニスは、何もしなくても自然と皮が剥ける、あるいは指で容易に剥くことができる状態となるでしょう。つまり包茎を卒業したということです。
思春期前の年齢で包茎の方でも、今後ペニスの成長に合わせて包茎も改善されていくので安心してください。
成人後の包茎は自然改善が難しい?
結論からお伝えしますと、成人後の包茎は自然改善が難しいです。なぜなら、ペニスの成長は思春期でピークを迎え、その後はストップするからです。成人してからも自然とペニスがサイズアップする可能性はゼロではありませんが、極めて低いでしょう。
そのため、成人男性の包茎を改善するには、適切な治療を受ける必要があります。
包茎には、下記の種類があります。
- 仮性包茎(かせいほうけい)
- 真性包茎(しんせいほうけい)
- 嵌頓包茎(かんとんほうけい)
上記の中で、仮性包茎は勃起時や、自分の手で皮を剥くことで亀頭が露出できるケースが多いですが、真性包茎と嵌頓包茎はそうはいきません。
真性包茎はペニスと包皮の癒着も強いので、自分で皮を剥くことができません。そのため、日常生活に多いて様々なデメリットが生じるでしょう。
嵌頓包茎で恐いのが、包皮による陰茎の締め付けです。嵌頓包茎は剥いた皮が元に戻らない状態を指すので、包皮の締め付けによりペニスが鬱血し、最悪の場合は組織が壊死する恐れがあります。
成人後で包茎に悩まされている男性は、取り返しのつかない事態に陥る前に治療を受けることをおすすめします。
子供の包茎手術は何歳から?
子供が包茎手術を受けることに適齢期はありません。強いていえば、日常生活で下記のような問題が生じている場合でしょう。
- 包皮の先が狭すぎて排尿時に先端が風船のように膨らんでしまう(バルーニング)
- 排尿時に尿が真っすぐ飛ばず、便器などを汚してしまう
- ペニスの先端が炎症し、痛みが出現する(包皮炎を繰り返す)
一般的に思春期を迎えることで包茎を卒業できるので、日常生活に支障がなければ幼少期のうちに特別な治療は必要ないといえます。ペニスにリンデロン軟膏などを塗布し、皮を剥きやすくする指導を受けることはあるかもしれません。
アメリカでは約7割の新生児や乳児が、包皮を切除する処置を受けたり、宗教関係で新生児に同様の包茎手術を行う国もあります。
しかし、日本ではそういった風習がなく、多くの場合は定期健診などで医師がペニスの状態をチェックする程度でしょう。小児泌尿器科の専門医の3人に1人は、子供の包茎診断は不要と主張しています。子供の包茎手術に関しても、多くの医師が手術は不要の立場をとっているのです。
子供のペニスが包茎だからといって必要以上に慌てず、まずは今後の成長に期待をしてみましょう。
ちんこの皮を剥く方法
包茎を改善するために、具体的なペニスの皮を剥く方法が知りたいという声は多く聞かれます。
ペニスの皮を剥く方法はいくつか存在し、医療による治療もあれば、セルフで行える改善方法もあります。
包皮翻転指導
包皮翻転指導(ほうひほんてんしどう)は、ペニスにステロイド軟膏などを塗布し、皮を剥きやすい状態に持っていく方法です。
思春期を過ぎた成人男性には効果が乏しいですが、幼少期であればペニスと包皮の癒着もそこまで強くはないので、継続することで徐々に皮が剥ける範囲が広がっていきます。
男の子の皮を剥く時期に明確な目安はありませんが、将来的に包茎が心配であるのなら、一度専門医の指導を受けてみると良いでしょう。軟膏の塗り方などを丁寧に教えてくれます。
包茎手術
ペニスの皮を確実に剥けるようになりたいのなら、包茎手術を受けることをおすすめします。
治療費が高額なことがややネックですが、経験が豊富な医師に担当してもらうことでペニスのデザインも細かく指定することが可能です。
手術治療を受けるにあたり、保険適用が可能な包茎の種類もありますが、費用が安くなる一方で手術方法が限定的というデメリットもあります。
術後のペニスの見た目にこだわるのであれば費用は高額ですが、自由診療の美容外科クリニックであれば、デザイン性の高い手法を選択することができるでしょう。
包茎手術後悔という口コミを時折見かけますが、手術失敗例を参照すると、多くは医師の技量不足が原因です。見た目の不満や重大な医療事故を回避するには、事前に評判の良いクリニックを見つけていくことが重要です。
クリニックのホームページに記載されている医師の経歴や、SNSの口コミ情報などを上手に活用してください。
亀頭増大
ペニスにメスを入れることに抵抗のある方は、亀頭のサイズアップをおすすめします。亀頭を大きくすることで、包皮が先端に戻るのを防げるようになります。
クリニックで亀頭増大術を受ける場合は、ヒアルロン酸などの薬剤を注入することで亀頭を膨張させていきます。
包茎手術と同様に費用が高額なことに加え、使用する薬剤によって効果の持続期間が異なることが少々問題です。長い期間に渡って亀頭を大きくしないのなら、その分高価な薬剤を注入する必要があるでしょう。
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医療的な観点以外では、ペニス増大サプリがおすすめです。
亀頭増大に有効な成分が豊富に配合されているので、体の内側からリスクなしで亀頭のサイズアップを促していきます。
ペニス増大サプリは健康補助食品としても効果を発揮し、日頃不足している栄養を効率良く補充することも可能でしょう。
包茎矯正グッズ
包茎矯正グッズは、インターネット上で「自分で包茎を治せる」と話題のアイテムですが、その効果は非常に乏しいといえます。
矯正グッズの趣旨は、器具を使ってペニスの皮を剥き、その状態を長時間維持することで剥き癖をつけるというものです。皮を剥いた状態から元に戻りにくくさせるということです。
仮性包茎のように自分で皮を剥けるタイプの包茎であれば、一時的な効果は得られるでしょう。しかし、包茎の根本的な問題が改善されたわけでありません。
包茎改善の大きなポイントは、ペニスの大きさと皮の面積です。ペニスの大きさに対して皮が余ってしまうことで、包茎となります。つまり余分な皮を切除しない限り、いくら剥き癖をつけたところで包茎を再発する可能性は非常に高いことが現実なのです。
包茎手術で包皮切除をするか、亀頭増大でペニスをカリ高にし、包皮が先端に向かうことを食い止めることが最も現実的な方法だといえるでしょう。
むけちんになることでコンプレックスを解消できる?
ペニスの皮が完全に剥けることで、これまで悩まされていたコンプレックスから解放されるでしょう。
包茎に関する悩みというのは非常にデリケートなであり、当人は気軽に相談を持ち掛けることもできません。そのため、一人で悶々と苦しんでしまう悪循環に陥ります。
ペニスの皮が剥けることで、そんな不毛な日々に別れを告げるだけではなく、様々なメリットを得ることもできるのです。
見た目が逞しくなる
ペニスの皮が剥けることで見た目が逞しくなり、男としての威厳を取り戻すことができるでしょう。
成人してもペニスが皮を被っているということは、想像よりも遥かに恥ずかしいものです。同性の友人たちと海水浴やサウナに出掛ける際も、他人にペニスを見られることに強い劣等感を抱く恐れがあります。今後の人間関係に大きな影響を与える可能性も否定できません。
男同士でも恥ずかしいのですから、女性の前では尚のことです。女性の中には、包茎ペニスに対してあからさま不快感を出す方もいます。異性にそのような態度を取られては、これまでの人生で積み上げてきた男としての自信は、一瞬のうちに崩壊するでしょう。
失った威厳と自信を取り戻すためにも、成人後の包茎は早期に治療することをおすすめします。
ペニスを常に清潔にできる
入浴時にペニスの皮を剥くことができれば、恥垢などの汚れを綺麗に洗浄することができます。
真性包茎の場合、自分でペニスの皮を剥くことができないので、どうしても汚れが蓄積されます。その結果、ペニスから強い異臭がしたり、亀頭包皮炎などの感染症に罹患するリスクが非常に高くなります。
不衛生なペニスは自分だけではなく、パートナーの女性にも悪影響を及ぼします。性病などの感染リスクも上昇しますので、包茎治療を受けてペニスの衛生面を改善することは非常に重要だといえるでしょう。
セックスで満足できる
ペニスの皮が剥けることにより、セックスに満足感を得ることができます。
ペニスの皮が剥けていない状態では、女性の膣にスムーズに挿入することができません。どうにか挿入できたとしても、ピストン運動でペニスの皮が引っ張られることにより痛みが出現するケースもあるでしょう。
このような状態では当然射精をすることができませんし、女性のほうも満足には程遠いです。セックスができないことで、パートナーとの関係に亀裂が入る可能性も十分に考えられます。
また、重度の包茎の場合、セックスはおろかオナニーも満足に行えないケースは決して珍しくありません。性的な欲求を解消できないことは、メンタル面に大きな影響を与えるでしょう。
心も体も満足したいのなら、包茎治療を積極的に検討してください。
包茎を卒業して心身ともに大人になろう
包茎卒業は、ある意味で大人への階段を上ることに等しいといえます。
包茎ペニスのために、これまで様々な制限を受けてきたことでしょう。そういったしがらみから解放されることで、自分自身に大きな自信を持てます。
人生を謳歌するためにも、包茎から早急に卒業をしましょう。それが大人になるための、大いなる一歩なのです。