セックスの最中に、突然ペニスが勃起状態を保てなくなるケースがあります。いわゆる「中折れ」という症状なのですが、男性だけではなく、女性も強いショックを受ける厄介な症状です。
ペニスが中折れしてしまう原因は、一体どこにあるのでしょうか。
本記事では具体的な中折れの原因解明と併せて、中折れの改善方法や重症化するリスクなど気になる情報を解説していきます。
中折れの原因とは?
セックスの最中にペニスが中折れすることには、医学的な根拠に基づいたいくつかの原因があります。
自分がどのタイプの中折れに該当するかを知っておくことで、今後の改善策への道しるべとなるでしょう。
加齢による肉体の衰え
まずは肉体的な衰えから触れていきましょう。
人間が加齢の影響によって、臓器や筋肉の機能が自然と衰えていきます。それはペニスに関しても同じことで、ペニスの勃起力を支えるPC筋(骨盤底筋)が衰えることで、ペニスが思うように硬くならなかったり、勃起状態の維持が難しくなります。
一般的にセックスを始めて射精に至るまでに必要な勃起持続時間は5分以上だと言われていますが、筋力が衰えるとペニスを重力から守れません。
「年をとると勃ちが悪くなる」とぼやく男性の言葉は、非常に的を射ていたということです。
体内の血流不良
血流が悪くなることも、ペニスが中折れする原因の1つです。
ペニスが勃起する仕組みに、海綿体という組織と血流は不可欠です。海綿体はペニス内部に存在するスポンジ状の組織であり、送り込まれた血液を吸収することで膨張していきます。内側から膨らむことでペニスを押し上げ、太さや角度、硬さといった勃起力を与えてくれるのです。
逆にいえば、海綿体が吸収する血液量が少なく、膨張率も低ければペニスの勃起は中途半端な状態になるということです。勃起をしても硬さや張りが乏しく、持続時間も短いためセックスの最中に中折れという症状が出現します。
ペニスが勃起しないという最悪のケースも想定されるでしょう。
ストレスの蓄積
ペニスにとって、ストレスも大きな敵となります。
現代の日本はストレス社会で、仕事や学業以外にも、人間関係やSNSによる精神的な疲労も溜まりやすい世の中です。
性的な興奮や刺激でペニスを勃起させるには、脳内の神経伝達物質が正常に働くことが条件となるのですが、強いストレスは神経伝達物質の数を減少させ、性的な刺激をペニスに伝える働きを阻害してしまいます。
ストレスや神経伝達物質は目に見えないので非常に厄介ですが、中折れにはそういった心因性の原因もあることを覚えておてください。
疲労の蓄積
疲労にも様々な種類がありますが、ペニスの中折れには肉体疲労と精神疲労が大きく関わってきます。
体が疲れていると、性欲があまり湧かないということはありませんか?
倦怠感や関節痛などが煩わしく、セックスよりも睡眠を優先したい日もあるでしょう。ところが、パートナーとの関係性を保つには、疲れていてもセックスに身を投じる必要性というものが出てきます。
だるい体で乗り気ではないセックスを行う。当然ですが、ペニスに伝わる刺激や興奮、感度は普段よりも大きく低下しており、射精まで勃起状態を保つことができないというアクシデントが発生します。
セックスの最中に中折れをすることで、パートナーと気まずい空気になる恐れもあるので、疲れているときは無理をせず、正直にパートナーに打ち明けましょう。
精神疲労はストレスのことです。脳内の神経伝達物質に悪影響を与えるだけではなく、セックスをしていても頭の中は違うことで埋め尽くされていると、セックスに集中できなくなります。
結果、ペニスの中折れという新たなストレスを招く事態に陥るのです。
セックスに対する恐怖感・不安感
何からの原因で1度セックスに失敗すると、次は上手くできるのかと不安を感じる方がいます。
主に童貞や包茎の男性に多いのですが、女性の前で恥をかきたくないという思いや、女性に対して申し訳ないという思いが交差し、もう失敗は許されないと自分自信に過度なプレッシャーをかけてしまいます。
不安はやがて恐怖へと変わり、オナニーはできるけどセックスはできないという最悪の状態に発展する可能性も否定できません。
アルコールの多飲
セックスの前にアルコールを飲むという方も多いでしょうが、飲み過ぎることでペニスが正常に勃起できなくなります。
アルコールは脳内の中枢神経に大きな影響を与え、ここの働きが阻害されることで性的な興奮や刺激がペニスに伝わらなくなることが原因です。
少量のお酒であれば性的な興奮を煽る作用を期待できますが、飲み過ぎは逆効果だということです。飲み会などで女性をお持ち帰りした際、上手く勃起できなかったという話を耳にしますが、医学的な根拠がきちんと存在しているのです。
マンネリ化
パートナーとの関係が長期化すると直面する問題に、セックスのマンネリ化があります。あえて悪い表現を使えば、パートナーとのセックスに飽きてしまったということです。
マンネリ化を迎えることで以前のような興奮や刺激を受けられず、意に反してペニスが萎えてしまう光景が双方にとってショッキングな瞬間でしょう。
セックスレスに発展したり、妊活が行えないことでパートナーと破局を迎えるケースも少なくありません。
医薬品の内服
特定の薬を内服していることで、ペニスの勃起力を低下させる恐れがあります。
例えば下記のような薬は脳や精神状態に大きく作用するので、勃起を阻害する可能性があります。
- 睡眠導入剤
- 抗うつ薬
- 抗精神病薬
心の平穏を保つ代わりに性欲や活力を奪ってしまう副作用もありますので、問題がなければセックスを行う前はなるべく服薬しないほうが無難でしょう。
中折れは重症化する?
結論からお伝えすると、ペニスの中折れは重症化のリスクが高いといえるでしょう。なぜなら、中折れ状態を放置しておくことで、別の疾患や症状を招く恐れがあるからです。
中折れが重症化するとペニスはどうなるのか。誰もが気になる疑問を解説していくので、ぜひチェックしてみてください。
ED(勃起不全)になる
誤解なきようにお伝えしておきますと、ペニスが中折れする時点で軽度のEDだといえます。
ペニスが大きくなっても芯がないように柔らかい状態から、ペニスが全く勃起できない状態まで、EDにもいくつかのランクが存在します。
ペニスの中折れもEDの症状に含まれていることから、最終的には勃起自体が不可能となる最重症度のランクに到達する可能性も否定できません。
早漏になる
中折れ症状は、早漏という厄介な状態を招くリスクも持ち合わせています。
ペニスの中折れを1度でも経験してしまうと、セックスの最中に下記のような思考に囚われます。
- もう中折れしたくない
- 中折れする前に射精したい
- もっとペニスに刺激を与えなきゃ
- もっと興奮することを考えよう
勃起状態を保って射精をするというミッションを遂行するため、無意識のうちに力んだり、過度な刺激を加えてしまう方が多く存在します。
その結果、挿入して僅かな時間で射精を行い、それが習慣付くことで早漏へと発展しまう可能性があるのです。当然ですが、パートナーのことを一切考えていない身勝手なセックスですので、相手の満足度は極端に低くなるでしょう。
中折れの改善策
ペニスの中折れを克服するには、いくつかの改善策を試していく必要があるでしょう。
日々のライフスタイルの中で改善を促していくものから、医療の力を借りて解決する方法まで様々ですので、自分が無理なく取り組める手法を選択してください。
ペニスの中折れに悩む男性は必見です。
ペニス増大サプリを服用する
まずおすすめする中折れ改善策は、ペニス増大サプリを服用することです。
本来、ペニス増大サプリはペニスのサイズアップを目的に飲むサプリメントですが、勃起力の強化にも最適なアイテムなのです。その鍵は、シトルリンとアルギニンになります。
この2つの成分には血管拡張作用があり、ペニスへの血流改善を促してくれるのです。ペニスに送られる血液量が増えれば自然と勃起力も高まっていき、セックスの最中に中折れするというトラブルを回避することが可能です。
また、テストステロンという男性ホルモンの生成を促す成分や、亜鉛やマカといった滋養強壮に効果的な成分も豊富に配合されているので、性欲の増加にもつながります。
栄養補助食品という側面から、ビタミンやたんぱく質などの栄養素も豊富ですので、肉体疲労にもアプローチを図ることができるでしょう。
まさに男性にとっての万能サプリメントと呼べるアイテムです。
チントレでペニスを鍛える
チントレは勃起力の向上に加え、早漏予防にも最適です。
一般的な筋トレとは異なり、あまり耳に馴染みのないトレーニング方法でしょうが、ペニスに悩みを抱える男性たちの間では、非常にメジャーなトレーニングとなっています。
一口にチントレといっても手法は様々で、自分のライフスタイルに合った方法を選べます。PC筋を鍛えることもチントレに含まれるので、積極的に導入していきましょう。
生活習慣を見直す
食生活の乱れや睡眠不足は、体内の血流不良を招く大きな要因です。
体に良い健康的な食生活や、ストレスの蓄積を防ぐ質の高い睡眠を取り入れるだけでも、血流は驚くほど改善していくでしょう。心筋梗塞や動脈硬化といった疾患を発症するリスクも軽減できるので、自分の体を労わる意味でも生活習慣の見直しを始めてみてください。
ストレスの発散方法を探す
ストレス社会だからこそ、それを発散する方法を確保しておきましょう。
- スポーツで汗をかく
- 旅行に出かける
- 友人たちと飲み会をする
- 趣味に没頭する
方法は何でも構いません。それが自分にとってストレスの解消となるのなら、一日中ゲームをしていても寝ていても良いのでしょう。
要は神経を落ち着け、心の平穏を保つことが重要だということです。
新しいセックスの形を模索する
パートナーとのマンネリ化を解消する方法として、これまで手を出してこなかったプレイに挑戦してみるのも良いでしょう。
人にはそれぞれ性癖というものがありますが、望んでいても恥ずかしく口に出せないケースも多いでしょう。
- コスプレをしてほしい
- おもちゃを使ってみたい
- Mなので責められたい
- Sなので拘束してみたい
もちろん無理強いはいけません。パートナーとよく話し合い、相手が受け入れてくれるプレイのみ試していきましょう。
自分の性癖を話すという第一関門が、実は一番ハードルが高かったりします。ですが、今後の性生活を充実したものとするため、勇気を出して打ち明けてみましょう。
ED治療薬を服薬する
医療の力を借りるのであれば、ED治療薬を飲むことが最も手っ取り早いでしょう。
ED治療薬で代表的なものといえばバイアグラですが、全く勃起ができない重度のEDペニスを勃たせてくれる優れものです。
ペニスの勃起力を高める効果もあるので、ペニスの中折れ予防にも最適でしょう。持久力も向上するので、いわゆる「賢者タイム」を縮小することもできます。1度のセックスで複数回の射精を楽しみたいという方にもおすすめです。
中折れを改善してセックスを楽しもう
セックスの最中にペニスが中折れすると、男として非常にやりきれない思いになります。相手の女性にも申し訳なく、自己嫌悪に陥るあまりセックスが恐怖の対象となるケースも少なくありません。
勃起はあくまで生理現象ですので、意識してどうなる問題でもありません。下半身に力を籠めたからといって、ペニスが常にフル勃起するわけではないでしょう。
しかし、原因と対策を把握し、医学的な観点からアプローチを図ることで、勃起力を強化することが十分に可能なのです。結果的にペニスの中折れを予防することにもつながりますので、ぜひ実践しみてください。
中折れ知らずの逞しいペニスで、パートナーとの素敵なセックスライフを楽しみましょう。